上海影視楽園

2017.7.12

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上海影視楽園は映画やテレビドラマを撮影するためのオープンセット・スタジオであるとともに、観光客向けに映像文化を広めることを目的としたテーマパークです。ここには、1930年代の南京路、百楽門舞庁や外灘公園などのオープンセットや、大道具・小道具・衣装の倉庫などがあります。その他、路面電車や人力車に乗車できるアトラクションもあります。
1992年の開園以来、多くの映画やドラマがここで撮影されました。たとえば、『カンフーハッスル』『ラスト、コーション』などの映画や、最近中国で大ヒットしたテレビドラマ『偽装者』がここで撮影されました。一方、日本のテレビドラマの『華麗なる一族』『李香蘭』や『わが家の歴史』などもこの影視楽園で撮影されています。園内を歩いていると、「これは『偽装者』のあのシーンじゃない」という声が耳に入りました。また、入園ゲートのすぐ右手側には、当日の撮影予定が掲示されています。7月12日には『勇敢的心2』『博越』『陌陌』の三つの作品が撮影されていました。また当日は、クラシックカーの展示も行われていました。展示中のクラシックカーは、今ではなかなか見られない車種で、隣にいた子どもたちはワクワクしてたくさんの写真を撮っていました。
上海影視楽園では7月14日から23日まで「夜の上海、老上海の真夏の夜」というイベントを行う予定です。チャイナドレスを着て来場したら無料で入園できるそうです。7月12日はイベント期間ではありませんでしたが、チャイナドレスを着て1930年代の南京路を歩いてみると、まるで1930年代の上海にタイムスリップしたように感じました。

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